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騒音トラブル

騒音トラブルで入居者が一斉退去?Jさんの体験談

マンション投資をしているオーナーにとって、不安要素のひとつが「居住者間のトラブル」。騒音、悪臭、暴言などトラブルの原因はさまざまですが、なかでも多いのが「騒音」です。

全8室の2階建て一棟マンションを購入したJさんも、騒音トラブルに悩んでいました。

きっかけは、1階に住む入居者からの苦情でした。話によれば、すぐ上の2階の居住者が毎晩騒いでうるさいとのこと。Jさんは管理会社の担当者と一緒に、マンションへ向かいました。

トラブルの原因となる入居者に会えない

Jさんが所有するマンションは、大きな商店街から一本外れの路地に入ったところに建っています。周辺には居酒屋や娯楽施設などもあり、若者たちが夜遅くまで歩いている光景も見られるそうです。

また、入居者の多くが近くの大学に通う学生。ただし、問題の入居者は近くの居酒屋に勤める社会人でした。

Jさんが、問題の入居者のところを訪れたのは平日の昼間。案の定、チャイムを鳴らしても出てきません。時間帯を変えて訪れても留守で、なかなか会えない日が続きます。

仕方なく、最初に連絡をくれた1階の入居者宅へ訪れて事情を話したところ、その人から「とんでもない話」を聞きつけます。

隣人たちの計画にオーナー驚愕!

「隣人たちと話し合って、私たちのほうが出ていこうと相談していた」。

同じ大学に通っていることもあり、ほとんどの入居者が顔見知りという入居者同士で、集団退去を計画していたというのです。

これを聞いたJさんは、顔面蒼白。慌てて何とか収めようとしましたが、すでに次の物件を決めている入居者もいるとのことでした。

その日の夜、部屋の前で待ち構えていたJさんと管理会社のスタッフは、ようやく入居者に会えました。その入居者は、友人たちと毎晩のように部屋に集まり、酒盛りをしてドンちゃん騒ぎを繰り返していたのです。

事情を話し、しばらく控えるように伝えたのですが、数日後には再開…。

結局、2階の隣室と1階で連絡をくれた3室の入居者が退去。さらにその後、問題の入居者も退去したことで、全8室の半分にあたる4室が空室になってしまいました。

騒音トラブルが、Jさんの収支計画を大きく狂わせてしまいました。

マンション投資の専門家・高桑良充氏が解説

高桑良充氏プロフィール

カイロスマーケティング株式会社 CEO高桑良充氏

カイロスマーケティング株式会社
CEO 高桑良充氏

賃貸仲介・管理業務、戸建てマンション販売業の企業に就職。その後、中小企業の財務戦略としての不動産活用法を提案する業務を他社で積んだ後に、自身が培ってきたBtoBにおける不動産活用のスキームを活用し、個人投資家の資産形成のサポートをするために、カイロスマーケティング株式会社を立ち上げた。

彼のモットーは、「顧客の望まない物件を提案する」事である。

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ここまでのレベルは極めて稀

騒音トラブルはよく起こるトラブル事例ですが、周りが退去する事態まで発展することは極めて稀な事態です。

中々、入居者の生活に関してまでは契約時点で知ることは難しく、事前にこういった入居者を避けることは難しいでしょう。

管理体制のしっかりした会社に依頼するようにしましょう

とはいえ、こういった事態を収束させるために必要なのは、本人と話し合うこと。

今回の件では、昼に行くことで入居者と会えなかったということですが、他にも連絡手段はいくらでもあり、どこまで管理会社が策を講じたのかは分かりませんね。

簡単なことではありますが、しっかりと管理をしてくれる会社に依頼をするほかありません。

また、こういった騒音トラブルは空室リスクに大きく関わる部分ですので、騒音トラブルを起こす入居者に同様のクレームが入ったら退去をさせる、などの手段を取っても良かったかもしれません。